研究の背景
乳酸菌はプロバイオティクスとして注目されています。本研究では、異なる環境から分離した乳酸菌の胆汁酸耐性を比較しました。
研究成果
乳酸菌Lactococcus lactis subsp. lactisの胆汁酸耐性は分離源によって異なることが明らかになりました。特に海洋性乳酸菌は淡水魚由来株やチーズスターター由来株と比較して胆汁酸耐性が高く、コール酸・デオキシコール酸・タウロコール酸・ウシ胆汁に対する耐性はいずれも海産魚由来株が最も高い傾向を示しました。
さらにトラフグおよびキンギョの胆汁を用いた試験でも、海産魚由来株のみが有意な生残性を示しました。これらの結果は、海洋環境に由来する乳酸菌が高い胆汁耐性を獲得していることを示しており、プロバイオティクスとしての利用可能性を支持するものです。
論文情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 論文タイトル | Variations in bile tolerance among Lactococcus lactis strains derived from different sources |
| 著者 | Shihori Takanashi, Ai Miura, Koko Abe, Junya Uchida, Shiro Itoi, Haruo Sugita |
| 掲載誌 | Folia Microbiologica 59(4), 289-293 |
| 発表日 | 2014年1月7日 |
| DOI | 10.1007/s12223-013-0297-8 |
お問い合わせ
増殖環境学研究室 糸井 史朗 准教授