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オオツノヒラムシにおけるフグ毒の季節変化

Marine Drugs 2017年3月12日
糸井 史朗 准教授 増殖環境学研究室

研究成果のポイント

  • オオツノヒラムシにおけるフグ毒の濃度は産卵期とその他で違いなかった
  • オオツノヒラムシ1個体あたりのフグ毒量は産卵期に多かった
  • このフグ毒の量の変化はヒラムシの体重の変化に関連していた

研究の背景

オオツノヒラムシはフグ毒(テトロドトキシン)を保有する海洋扁形動物です。フグ毒の保有量が季節によりどのように変動するかを調べました。

研究成果

オオツノヒラムシにおけるフグ毒の濃度(単位体重あたり)は産卵期とその他の時期で差がみられませんでした。一方、オオツノヒラムシ1個体あたりのフグ毒量は産卵期に多いことが明らかになりました。

この個体あたりのフグ毒量の変化を詳しく調べると、ヒラムシの体重の変化と密接に関連していることが示されました。つまり産卵期に体が大きくなることでフグ毒の総量も増加していると考えられます。

オオツノヒラムシのフグ毒量の季節変化

図: オオツノヒラムシにおけるフグ毒量の季節変化。1個体あたりのフグ毒量は産卵期に増加した。

論文情報

項目 内容
論文タイトル Seasonal Changes in the Tetrodotoxin Content of the Flatworm Planocera multitentaculata
著者 Riko Yamada, Tadasuke Tsunashima, Mitsuki Takei, Tatsunori Sato, Yoshiki Wajima, Makoto Kawase, Shotaro Oshikiri, Yusuke Kajitani, Keita Kosoba, Hiroyuki Ueda, Koko Abe, Shiro Itoi, Haruo Sugita
掲載誌 Marine Drugs 15(3), 56
発表日 2017年2月25日
DOI 10.3390/md15030056

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増殖環境学研究室 糸井 史朗 准教授

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