研究の背景
ヒラムシ類は、扁形動物門渦虫綱の一群で、海洋の様々な環境に生息しています。これまで形態学的特徴にもとづく分類が行われてきましたが、分子系統学的な検証は十分ではありませんでした。
研究成果
種々のヒラムシを形態学的特徴にもとづき分類し、分子系統解析の結果と比較しました。その結果、ヒラムシ類の分子系統は形態学的特徴にもとづく系統関係の概略と一致することが明らかになりました。
形態と分子の両面から整合的な系統関係が支持されたことで、本研究の結果はヒラムシ類を分類する際の基準として広く活用されることが期待されます。

図: ヒラムシ類の分子系統樹。形態学的特徴にもとづく分類と分子系統解析の結果が概略一致した。
論文情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 論文タイトル | A molecular framework for the taxonomy and systematics of Japanese marine turbellarian flatworms (Platyhelminthes, Polycladida) |
| 著者 | Tadasuke Tsunashima, Morio Hagiya, Riko Yamada, Tomoko Koito, Nobuaki Tsuyuki, Shin Izawa, Keita Kosoba, Shiro Itoi, Haruo Sugita |
| 掲載誌 | Aquatic Biology 26, 159-167 |
| 発表日 | 2017年9月5日 |
| DOI | 10.3354/ab00682 |
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増殖環境学研究室 糸井 史朗 准教授