← 研究成果一覧に戻る

分子系統学的手法にもとづくヒラムシ類の系統分類

Aquatic Biology 2017年10月21日
糸井 史朗 准教授 増殖環境学研究室

研究成果のポイント

  • 種々のヒラムシを形態学的特徴にもとづき分類し分子系統解析の結果と比較した
  • ヒラムシ類の分子系統は形態学的特徴にもとづく系統関係の概略と一致した
  • 本研究の結果はヒラムシ類を分類する際の基準になることが期待される

研究の背景

ヒラムシ類は、扁形動物門渦虫綱の一群で、海洋の様々な環境に生息しています。これまで形態学的特徴にもとづく分類が行われてきましたが、分子系統学的な検証は十分ではありませんでした。

研究成果

種々のヒラムシを形態学的特徴にもとづき分類し、分子系統解析の結果と比較しました。その結果、ヒラムシ類の分子系統は形態学的特徴にもとづく系統関係の概略と一致することが明らかになりました。

形態と分子の両面から整合的な系統関係が支持されたことで、本研究の結果はヒラムシ類を分類する際の基準として広く活用されることが期待されます。

ヒラムシ類の分子系統樹

図: ヒラムシ類の分子系統樹。形態学的特徴にもとづく分類と分子系統解析の結果が概略一致した。

論文情報

項目 内容
論文タイトル A molecular framework for the taxonomy and systematics of Japanese marine turbellarian flatworms (Platyhelminthes, Polycladida)
著者 Tadasuke Tsunashima, Morio Hagiya, Riko Yamada, Tomoko Koito, Nobuaki Tsuyuki, Shin Izawa, Keita Kosoba, Shiro Itoi, Haruo Sugita
掲載誌 Aquatic Biology 26, 159-167
発表日 2017年9月5日
DOI 10.3354/ab00682

お問い合わせ

増殖環境学研究室 糸井 史朗 准教授

現在の教員プロフィール

研究成果発表当時の肩書・所属と、現在の教員情報は異なる場合があります。