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タグの2%ルールはさまざまなサイズの魚に適応できるのか?

Fisheries Research 2018年6月4日
牧口 祐也 専任講師 魚群行動計測学研究室

研究成果のポイント

  • バイオロギングにおけるタグの2%ルールの適用範囲を検証
  • さまざまなサイズの魚へのタグ装着の影響を評価
  • 魚類バイオロギング研究の方法論的改善に貢献

研究の背景

魚類のバイオロギングやバイオテレメトリーでは、装着するタグの重さは「魚体重の2%以下が望ましい」とするいわゆる2%ルールが広く使われてきました。しかし、この基準には十分な定量的根拠がありませんでした。

研究成果

タグ重量比 0.7〜7.1% のダミー発信機を80〜2600 gのさまざまなサイズのニジマス230尾に装着し、摂餌行動・生存率・血中ラクテート濃度への影響を調べました。タグ装着後 1日および8日 の摂餌回数は、タグ重量比3%付近を境に低下することが明らかになりました。

生存率はタグ重量比が増えるほど低下する傾向を示し、短期的な装着影響を抑えるためには2%ルールが一定の目安として妥当であることが示唆されました。

ニジマスへのタグ装着実験

図1: さまざまなサイズのニジマスにタグを装着して飼育した実験水槽。

タグ重量比と摂餌回数の関係

図2: タグ重量比と摂餌回数の関係。3%付近を境に摂餌頻度の低下が見られる。

論文情報

項目 内容
論文タイトル Short term effects of relative tag size and surgical implantation on feeding behaviour, survival rate, plasma lactate and growth rate in juvenile to adult rainbow trout (Oncorhynchus mykiss)
著者 Yuya Makiguchi, Takahito Kojima
掲載誌 Fisheries Research 185, 54-61
発表日 2016年10月17日
DOI 10.1016/j.fishres.2016.09.035

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魚群行動計測学研究室 牧口 祐也(まきぐち ゆうや)

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