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マダイイリドウイルス病に耐性を持つ養殖マダイ系統を開発した

Aquaculture 2019年5月7日
澤山 英太郎 専任講師 海洋生物生理学研究室

研究成果のポイント

  • マーカーアシスト選抜と家系選抜を組み合わせてRSIVD耐性系統を開発
  • 耐性系統は一般的な養殖集団より高い生残率を示した
  • 耐性アリルが優性に働く可能性を示し実用的な育種に道を開いた

研究の背景

マダイイリドウイルス病(RSIVD)は養殖マダイで大きな被害をもたらす重要疾病です。本研究では、既報で見いだされた耐性個体を起点に、DNAマーカーを利用した選抜育種で実際に使える耐性系統を作出できるかを検証しました。

研究成果

既報の耐性オス由来個体をDNA親子鑑定で特定し、耐性アリルをもつG1個体を選抜してG2世代を作出しました。養殖場の生簀で自然感染させたところ、G2集団の生残率は**約80%に達し、通常集団の約60%**を上回りました。

耐性アリルをもつ個体では生残率が**80〜100%**に達したことから、DNAマーカーを使った実用的な耐病育種の有効性が示され、養殖現場への応用に道が開かれました。

論文情報

項目 内容
論文タイトル Development of a novel RSIVD-resistant strain of red sea bream (Pagrus major) by marker-assisted selection combined with DNA-based family selection
著者 Eitaro Sawayama, Shin-Ichi Kitamura, Kei Nakayama, Kohei Ohta, Hiroyuki Okamoto, Akiyuki Ozaki, Motohiro Takagi
掲載誌 Aquaculture 506, 188-192
発表日 2019年5月
DOI 10.1016/j.aquaculture.2019.03.039

お問い合わせ

海洋生物生理学研究室 澤山 英太郎(さわやま えいたろう)

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