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マダイの体色異常形質を識別可能な一塩基多型DNAマーカーの開発とマッピング

Marine Biotechnology 2019年9月24日
澤山 英太郎 専任講師 海洋生物生理学研究室

研究成果のポイント

  • 透明化する体色異常形質に関連するSNPマーカーを開発
  • 異常形質関連SNPをマダイ連鎖群4にマッピング
  • 養殖親魚から有害因子を除く選抜育種への応用可能性を示した

研究の背景

マダイ人工種苗では、稚魚期に体色が透明化する遺伝的形態異常がしばしば問題となります。この異常形質は商品価値を大きく損なうため、原因因子を保有する親魚をあらかじめ見分けるDNAマーカーの開発が求められていました。

研究成果

AFLP解析を起点として、透明個体に特異的なフラグメントからSNPマーカーを同定しました。正常個体と透明個体の遺伝子型を比較した結果、G/G型が透明個体に強く関連することが明らかになりました。

このSNPを連鎖地図にマッピングした結果、連鎖群4に位置づけられました。これにより、養殖現場において体色異常に関わる有害因子を除くための選抜育種ツールとして活用できる可能性が示されました。

正常個体と透明個体のマダイ稚魚

図1: 正常個体と透明個体のマダイ稚魚。体色透明化は商品価値を損なう遺伝的形態異常の一つである。

論文情報

項目 内容
論文タイトル Identification, characterization, and mapping of a novel SNP associated with body color transparency in juvenile red sea bream (Pagrus major)
著者 Eitaro Sawayama, Daiki Noguchi, Kei Nakayama, Motohiro Takagi
掲載誌 Marine Biotechnology 20(4), 481-489
発表日 2018年8月
DOI 10.1007/s10126-018-9810-z

お問い合わせ

海洋生物生理学研究室 澤山 英太郎(さわやま えいたろう)

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