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養殖マダイ種苗のミオスタチン遺伝子変異と成長

Aquaculture Research 2020年9月15日
澤山英太郎 専任講師 海洋生物生理学研究室

研究成果のポイント

  • 養殖マダイ種苗のミオスタチン遺伝子に成長と関連する多型を発見
  • エキソン3上の一塩基多型と特定ハプロタイプの組み合わせが高成長個体で高頻度に見られた
  • マダイ育種におけるマーカーアシスト選抜の候補を提示した

研究の背景

養殖マダイでは高成長形質が重要な育種目標ですが、成長形質と関連するDNAマーカーは限られていました。筋肉成長を制御するミオスタチン遺伝子は他生物で成長形質との関連が知られており、マダイでも育種指標になり得るかが課題でした。

研究成果

孵化後 50 日齢の養殖マダイ人工種苗 1000 個体から高成長群と低成長群を抽出し、ミオスタチン遺伝子多型を解析した。エキソン1では 3 塩基欠失、エキソン3では一塩基多型を確認した。

エキソン3上の一塩基多型は成長と有意に関連し、高成長個体では特定の遺伝子型が約半数を占めた。特定のハプロタイプ組み合わせも高成長個体で多く見られ、育種現場で使えるDNAマーカー候補になると示された。

高成長群と低成長群のマダイ種苗の比較

図1: 高成長群(Fast-50)と低成長群(Slow-50)として比較に用いた養殖マダイ種苗。

論文情報

項目 内容
論文タイトル Polymorphisms and haplotypes of the myostatin gene associated with growth in juvenile red sea bream Pagrus major
著者 Eitaro Sawayama
掲載誌 Aquaculture Research 51, 4238-4244
発表日 2020年9月14日
DOI 10.1111/are.14766

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海洋生物生理学研究室 澤山 英太郎(さわやま えいたろう)

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