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オオツノヒラムシに含まれるフグ毒関連成分を同定

Toxicon 2022年8月21日
周防 玲 助教・糸井 史朗 教授 増殖環境学研究室

研究成果のポイント

  • オオツノヒラムシとその卵から複数のフグ毒関連成分を同定した
  • 同海域のクサフグと極めて類似した毒組成が見られた
  • 捕食-被食関係を介したフグ毒移行を支持する結果となった

研究の背景

オオツノヒラムシはフグ毒TTXを高濃度に保有することで知られていますが、どの関連化合物をどのような組成で保有しているかは十分に分かっていませんでした。特に、同じ海域に生息するクサフグとの毒組成の比較は、食物連鎖を通じたTTX移行を理解するうえで重要でした。

研究成果

  • 三浦半島葉山沿岸で採取したオオツノヒラムシとその卵を分析し、TTXと複数の関連化合物を同定した
  • 同海域に生息するクサフグの毒組成と比較したところ、主要な関連成分の構成が非常によく似ていた
  • この結果は、オオツノヒラムシがクサフグにとって重要な毒供給源のひとつである可能性を強く示している
  • ヒラムシからフグへの毒移行を理解するうえで、TTX関連成分のプロファイル比較が有効であることを示した
葉山沿岸で採集したオオツノヒラムシ

図1: 葉山沿岸で採集したオオツノヒラムシ *Planocera multitentaculata*

オオツノヒラムシとクサフグに含まれるTTX関連成分の比較

図2: オオツノヒラムシとクサフグに含まれるTTXとその関連成分

論文情報

項目 内容
論文タイトル Tetrodotoxins in the flatworm Planocera multitentaculata
著者 Rei Suo, Makoto Tanaka, Hikaru Oyama, Yuki Kojima, Kentaro Yui, Ryo Sakakibara, Ryota Nakahigashi, Masaatsu Adachi, Toshio Nishikawa, Haruo Sugita, Shiro Itoi
掲載誌 Toxicon 214, 9-18
発表日 2022年8月7日
DOI 10.1016/j.toxicon.2022.07.001

お問い合わせ

増殖環境学研究室 周防 玲(すおう れい) 糸井 史朗(いとい しろう)

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