当研究室は生物の様々な生命現象を分子のレベルから研究しています。解析手法として質量分析イメージングを用い、これまで可視化できなかった脂質代謝物の局在解析についても研究を行っています。
主な研究テーマ
捕食者の存在によって変化するカエル幼生の脳(森教授)
捕食者にさらされたカエルの幼生では、においを感じる脳の部分(嗅球)が大きくなり、においを伝える神経が伸びることがわかりました。この結果は、動物が危険を感じると脳の構造そのものを変化させて環境に適応する可能性を示しています。
サンゴ・シャコガイにおける機能性分子の空間分布と環境適応(井上准教授)
サンゴやシャコガイなどの海洋無脊椎動物が、どのように環境変化に適応しているのかを研究しています。組織切片を用いて体内の分子の分布を可視化し、それらがどこでどのように働くのかを明らかにすることで、海洋生物の生存戦略の理解を目指しています。
膜脂質ダイナミクスから読み解く筋機能制御(井上准教授)
細胞膜の脂質組成は単なる構造ではなく、シグナル伝達や代謝制御に深く関与します。本研究では、脂質オミクスおよびイメージング技術を駆使し、筋組織における脂質変動と機能変化の関連を多角的に解析しています。