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魚群行動計測学研究室

牧口 祐也 准教授

魚群行動計測学研究室

魚群行動計測学研究室では、バイオロギングやテレメトリーなどの計測技術を用いて、魚類の行動・生理・環境応答を定量的に解明する研究を進めています。水中で直接観察することが難しい行動を、加速度、心拍、位置情報、映像などのデータから読み解き、魚が自然環境の中でどのように行動し、どのような条件で生き残り、繁殖するのかを明らかにすることを目指しています。研究対象は幅広い水生生物に広がりますが、牧口准教授は特にサケ科魚類の繁殖生態、受精の生理学、環境適応に関する研究に取り組んでいます。

主な研究テーマ

行動・生理を可視化するバイオロギング研究

加速度データロガー、心電図計、テレメトリー機器などを用いて、魚類の行動や生理状態を自然環境下で直接計測する研究です。従来は見えにくかった遊泳、移動、活動リズム、繁殖時の行動変化を、連続データとして捉えられることが大きな特徴です。フィールド観測とデータ解析を組み合わせることで、水圏生物の新しい理解につなげています。

フィールドと実験をつなぐ水圏生態学

河川や沿岸域などの現場で調査を行い、環境条件が魚類の移動、行動、生残にどのような影響を与えるのかを明らかにします。自然の中で得られた知見を実験室で検証し、逆に実験結果を現場の理解へ戻すことで、水圏生物の生態を総合的に捉えることを目指しています。資源管理や保全への応用も重要な視点です。

繁殖を軸にした魚類生態の統合研究

魚がどのように配偶者を選び、どのような行動や生理的特性によって繁殖成功を高めているのかを研究します。繁殖は行動、生理、環境適応が交わる重要なテーマであり、個体の戦略から個体群の維持までを考えるうえで中心的な研究課題です。魚群行動計測学研究室では、計測技術と行動生態学を組み合わせて、この問題に取り組んでいます。