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イルカは潜水時にノルアドレナリンを分泌して末梢血管を収縮させ酸素を節約する

General and Comparative Endocrinology 2018年5月28日
鈴木 美和 准教授 海洋生物生理学研究室

研究成果のポイント

  • イルカが潜水時にノルアドレナリンを分泌して末梢血管を収縮させ酸素を節約することを発見
  • 鯨類の潜水反応における交感神経系の役割を解明
  • 海洋哺乳類の潜水生理学の理解に貢献

研究の背景

イルカやクジラは潜水時に心拍数を下げ、末梢血管を収縮させることで血流を脳と心臓に集中させ、体内の酸素を節約しています。しかし、その血管収縮を引き起こす物質はよく分かっていませんでした。

研究成果

沖縄美ら海水族館で飼育されているミナミバンドウイルカを対象に、短時間潜水時の心拍数と血中ホルモン濃度を測定しました。潜水時には心拍数の低下(徐脈)とともにノルアドレナリン濃度の上昇が認められました。

一方、アドレナリンやアンギオテンシンIIには有意な変化が見られなかったことから、潜水初期の血管収縮にノルアドレナリンが関与する可能性が示されました。

論文情報

項目 内容
論文タイトル Increase in serum noradrenaline concentration by short dives with bradycardia in Indo-Pacific bottlenose dolphin Tursiops aduncus
著者 Miwa Suzuki, Mika Tomoshige, Miki Ito, Sotaro Koga, Makio Yanagisawa, Takashi Bungo, Yuya Makiguchi
掲載誌 General and Comparative Endocrinology 248, 1-4
発表日 2017年7月1日
DOI 10.1016/j.ygcen.2017.04.004

お問い合わせ

海洋生物生理学研究室 鈴木 美和(すずき みわ)

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